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劇団 和可の演劇の作り方

演劇を上演する団体です。ただ、一般的に思われている演劇とは少し違う所もあります。
基本的に、初心者大歓迎です。興味があったら百聞は一見に如かず、一度稽古場に気軽に​遊びに来てもらえるとわかりやすいと思います。

セリフは覚えなくてOK!

演劇を始めるうえで、一番ハードルが高いと思われるセリフを覚えるという作業。
とても大変そうで、めんどくさそう。けど、当劇団ではセリフを一生懸命に覚えなくてもOK!
セリフを覚えて言うよりも、「なぜそのセリフを言ったのか?」を大事にしているので、一言一句覚えて言うよりも、セリフが違っていても、「なぜ?」の部分が合っていればいいのです。細かいセリフ回しなどは、稽古を重ねていくうちに自然と覚えていきますし、そもそもそれで覚えられないセリフは当劇団ではあまりいいセリフとは思いません。
セリフを言う人が、「その時その場所その環境で、なにをどういいたいのか?」を尊重します。

頑張ってチケットを売らなくてもOK!

大きな劇団では、予算も高く、チケットを売るためにノルマがあったり一生懸命宣伝したりとかなり大変です。しかし、当劇団では、出演者にチケットノルマや参加費などは一切ありません。
よく演劇や美術は、観客が見て初めて完成するといいますが、それもすべてではなく、出演者である役者が、台本を通して、衣装や美術セットの中で演技することで、感じたり思ったりする「体験」こそが、演劇の本質的な面白さの一つであると思っています。
ですので、観客を呼ぶことが、一番の目的ではありません。作品を完成させて、それを観てほしいとは思いますが、それよりも「面白く・楽しく」が一番重要です。
​それを阻害してしまうほど、観客を呼ばなければならないという努力ならば不必要です。
ただ、そういう考え方なので、いくら低予算でも黒字になることも少ないので、出演料やギャランティーがでるということもありませんのであしからず。

​上手な演技よりも、面白い演技でOK!

いわゆるテレビや映画で役者と言われる人が、上手なセリフ遣いで滑舌良くいう演技というのは求めていません。それよりも、「わくわくする・どきどきする」演技の方が重要だと思っています。演技には、技術やメソッドというものがありますが、それよりも演じる「役者本人がどう思ってどう感じているか」そして、「その人でしかできない演技」を重要視しているからです。
また、基本的には、50人以下の小さな会場で公演を行います。そうすることで役者の細かい表情
息遣いを見ている人に伝えることができます。セリフを聞かせるのではなく、体験してほしい。
という理由です。演劇は言葉だけではなく、相手のセリフを受けて、聞いた人間がどう思い、
どう感じているのか?を、雰囲気や空間で伝える事を重要視しています。ですので、あまりに
広い場所ではそれを感じることができません。手を伸ばせば届くような世界を目の当たりにする
​体験を作り出したいと思っています。

プロになりたい人には特別レッスン付き

若い人の中には、東京に言って役者で売れたいという人もいると思います。
そういう人には、別にワークショップやレッスンも行っています。
​「楽しく」とはいきませんが、必要な知識や技術、そしてそれを観につける方法を教えています。いきなり東京に行っても、どうしていいかわからなく、困ってしまう前に、ぜひ相談してください。相談だけでも大丈夫です。

守ってほしい事

比較的、自由な劇団ですが、守ってほしいルールも多少あります。
●劇団活動内での、政治・宗教・マルチ等の勧誘活動を禁止しています。
 思想・宗教の自由は保障しますが、劇団活動において円滑に団体運営を阻害する為です。
●スケジュールを守る
 社会人なら当たり前ですが、稽古に遅れたり、来なかったりするのは困ります。
 稽古日程や本番日などは、参加者の都合を聞いて決定しますし、やむおえぬ事情や仕事が遅れて等は
 大丈夫なのですが、自分がってな都合で稽古ができないのは、他の参加者に多大な迷惑です。
●稽古期間中に、他の団体の公演を勝手に入れない。
 これがかなり多いトラブルなのですが、こちらの稽古中にほかの団体の公演が入ってしまうと、
 スケジュールに支障をきたしたり、演技に影響がでて、練習が無駄になってしまいます。
 事前に断りを入れて貰えれば、それを踏まえて稽古スケジュールやプランを考えますが、事後報告では
​ かなり困ってしまいます。 
​●後は社会的なモラルを守れば、基本的には自由です。

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