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ワークインプログレス01 解体/検証

空間

・空間のない演劇は成立しうるのか?

それが演劇かどうかという議論をおいておけば、限定された状況で可能である。

現在(令和元年)でも、チラシを配って終わる公演や、上演不可能な戯曲、テレビ演劇などは存在する。

しかし、その作品群は、舞台を介在しておらず、そもそも舞台表現の要素をみたしきれていない可能性がある。

舞台芸術は、劇空間で、演者がそこに存在し、観客がそれを見る。というのが最低限の形である。

ただ、演劇が舞台表現だけでなければならないという制約もないので、一考の余地はある。

・舞台空間とはなにか

基本的には演劇が上演される場所をさす。ほとんどが音響・照明施設が整った劇場を利用するが、

野外や、民家などでも上演することは可能である。舞台空間は場所によって劇的な状況を生み出すメリット・デメリットなどがあり、それを考慮して選ばなくてはいけない。

・​空間の影響は?

いわゆる劇場、野外公演、アトリエ公演、ギャラリー公演など、場所は様々である、その場所にある制約や、所在地によっても観客が変化したり、美術が変化したりする非常に影響力が大きいものである。

1・所在地 土地の記憶や、住人の変化等、上演形態・内容にかかわる非常に影響の強い要素である。

2・制約 劇場であるかどうか、機材を使えるかなど演劇の構造自体を変化させかねない。

3・広さ 声が届くどうか? 表情が見えるのかどうか? 等は演技・演出に大きく影響させる。

4・時期 日本は特に四季によって観客の感覚の変化が起きる為考慮する必要がある。

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