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ワークインプログレス01 解体/検証

観客

観客がいない演劇は成立しうるのか?

厳密にいえば、成立するともしないともいえる。

役者が観客を兼ねると定義するなら、いわゆる客席に誰もいない上演は可能である。

上演して観客に見せるだけが演劇ではなく、

役者が体験する感情やイメージも演劇の作品性の一部である。

演劇には、過程と結果があり、上演はあくまで結果だけであるが、過程の部分、具体的に稽古の部分も

作品の一部ととらえることができる。

しかし、上演をする。という目的が存在する時点で、観客とうい存在も同時に発生する。

観客は重要なモチベーションを、上演する側にもたらす。

短期的には、上演中の笑い声や、終焉後の意見などである。

長期的には、観客数の増加や、SNSや雑誌などに掲載されるなど。

舞台芸術は、劇空間で、演者がそこに存在し、観客がそれを見る。というのが最低限の形である。

​根本的には、観客へ「ドラマ」を役者が届ける。というのがおおむねの演劇の形である。

観客とはなにか

観念的には観客は大きく二つの役割を持つ。作品を享受し脳内で成立させる観察者であると同時に、作品制作を金銭的にやモティベーション的にも支えるパトロンの面である。

具体的には、観客は実際に客席で作品を見る他者である。

観客のもつ影響

・作品を成立させる、観察者である

​・作品をサポートし、制作をささえるパトロンである。

・公演を行うモチベーションになる存在である。

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