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あらすじ
殺意(ストリップショウ)
あるストリップ小屋、そこで一人の女が自分の人生を語り始める。
戦前・戦中・戦後と、社会の大きなうねりの中で、翻弄された人生。
戦争に行って帰ってこなかった、好意を抱いていた男。
崇高な思想をもち、学び、尊敬していた男
さまざまな出会いと別れを通して、女はある思いを抱く。
それは「殺意」であった。なぜ女は殺意を抱くに至ったのだろうか?
作品は、青空文庫で、全文無料で読むことができます。
今回は、三好十郎の作品「殺意(ストリップショウ)」を上演しようと思います。
戦前・戦後と活躍した作家ですが、近年、再評価され、上演も増えています。骨太のドラマと、容赦ない人間描写が魅力的であります。今回の殺意は一人芝居で、戦前から戦後の人間のたどった一つの情念を描いた作品です。そこでは、作家の持つ思想と、人間の持つ業が絡まり、反発しあいながら、一人の人間の人生を大きく狂わせていく。
現在社会では、多くの思想が溢れ、そして科学の進歩により、簡単に大量の情報にアクセスできるがゆえに、以前にもまして、憎悪が生まれています。そんな中で、人間の根本に迫る大作家の熱のこもった この作品を是非見ていただき、人間と社会思想の関りについて、感じていただきたいと思っております
コンセプト
三好十郎
明治35年生。佐賀県生。劇作家・小説家・詩人。昭和初期から戯曲を発表し、多くのプロレタリア作品を発表。その後転向し、「斬られの仙太」『浮標』『炎の人』等を残し、その作品は現在でも多く上演されている。
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